食用ホオズキ「キャンディゴールド」の開花と結実

5月下旬に定植した食用ホオズキ「キャンディゴールド」の近況を報告します。なお、食用ホオズキには本品種以外にも複数品種が出回っているので、育ち方や食味の比較もいずれやってみたいと考えています。


ホオズキ実
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下の写真は5月下旬に定植した直後のホオズキです。改めて見ると、なんとも弱々しい印象。

定植直後(2020年5月25日)

植え付け後にマルチの下で雑草が芽吹いてしまったため、マルチが少し持ち上げられて一部の苗がマルチの下に隠れてしまうトラブルも発生しました。そこでマルチの下を除草し、必要に応じて支柱で苗を立たせてやることで、苗がしっかり陽にあたるよう対応。その効果があったのか、1株も枯れずに生育してくれました。

縁がギザギザした本葉が展開(2020年6月4日)

6月に入るとホオズキらしい縁の切れ込んだ葉が展開し、枝が二股に分岐しながら高さ20cmくらいまで成長。マルチの下に隠れてしまいそうな弱々しい姿はもうありません。

ただし、一部の葉が黄色く変色しているのが確認できました。比較的古い葉が黄色くなって枯れ始めているようなので、カリウム欠乏の可能性があります。株の成長や花芽形成のために養分が消費されたためと思われます。追肥をするか、花を摘むかして対応しなければならないでしょう。

枝分かれしながら成長(2020年6月13日)

花と果実を観察

6月はじめに開花を確認しました。茎の分岐点や葉の付け根から1cm弱の花柄が伸び、黄色い合弁花を咲かせます。うつむき加減に咲く花は葉に隠れてあまり目立ちませんが、下から覗き込むと紫がかった褐色のスポットに飾られた姿が拝めます。

うつむき加減に咲く花(2020年6月13日)

さらに一部の株では、早くも結実が見られました。これまで葉の陰になって気付きませんでしたが、開花後の花がひっそりと成長していたようです。まだ色は黄緑色ですが、見た目はまさにホオズキ。この袋の中で、可食部である果肉が成長していきます。袋に包まれたまま育つので、食品としてPRするときは衛生的な印象をアピールできるかもしれませんね。

結実したホオズキ(2020年6月13日)

ただし、このように株の根元付近に果実がついてしまうと、果実が成熟するために養分が費やされて株の成長が鈍る場合があります。特に今回は葉の黄変が見られるので、これ以上の養分欠乏を防ぐため、根元付近の果実や花は摘み取った方が無難でしょう。

もったいない気もしますが、枝の先端に目を移せば、まだまだ新しい葉や花芽が展開を今か今かと待ち構えています。株がまだ小さい段階では無理に果実を付けさせるより、こうした先端部分の茎や葉を優先的に育てたいと思います。

次々と新しい芽が発生(2020年6月13日)

これから気温が上がるにつれ、ホオズキの生育も旺盛になっていくと思われます。株の生育に伴って、栄養不足や倒壊の危険性も出てくるでしょう。そこで今後は以下の作業を中心に取り組んでいく予定です。

  • 低い位置についた花や果実は摘み取る
  • 支柱を立てて株の転倒を防ぐ
  • 葉の黄変が続くようなら、追肥してカリウムを重点的に補う

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