フェンネル定植の様子。移植のダメージからの順調がボトルネックか。

忙しさにかまけてあまりブログを更新していませんでしたが、畑の植物達は毎日その姿形を更新させています。

フェンネルの状況

2020年8月14日

今年は細長く密植可能な品種「スティッキオ」を採用し、直接播種するのではなくトレーで育苗してから移植するという方法を選びました。本葉が展開した苗は30株程度。7月中旬に本葉が2〜3枚くらいになったので、畝に植え付けて乾燥や害虫から保護するため寒冷紗で覆いました。

移植のダメージから復帰できるかは、植え付け方で決まる。

2020年8月14日

フェンネルは植え替えを嫌うため、移植のダメージから復帰できるかどうかが今年の課題でした。結果的には半数以上の株が生存し、8月末の時点で草丈20cmくらいまで育っています。その一方で、植え替えた直後から本葉が展開しなくなり、1週間程度で株全体が赤くなって立ち枯れてしまうものもありました。どうやら定植のダメージからの立ち直りが肝のようです。

畝の特定の位置に枯れた株が偏っていたわけではなかったので、日当たりや地形の問題というより、植え付け時の根っこの傷つき具合が影響した可能性があります。フェンネルは根をまっすぐ下へ伸ばす性質があるため、植え付け時に根の先端が傷付いたり変な角度を向いていたりするとダメージを受けてしまい、生育が著しく鈍るのだと思われます。

対策としては、今のところは「丁寧に植えてください」としか言いようがありません。そもそも移植が推奨されていない作物なので、乾燥対策をした上で直播きできるスキルがあるのなら、あえて育苗→定植のステップを踏む必要はないかもしれません。

土寄せしながら太らせよう

おまけ。余った苗を深鉢に植えました。(2020年7月26日)

もう8月も終わりですが、まだ寒冷紗は被せたまま育てています。定植後に生存した株は、特に病気や虫害もなく本葉を展開しており、草丈も徐々に高くなってきました。

成長するにつれて株元が白く肥大してくるので、こまめに土寄せが必要です。土寄せをしないと株元の肥大が鈍ってヒョロ長くなってしまったり、根っこが露出して株が倒れたりといった弊害が生じます。

今年は直売所への出荷も想定しているので、なるべくまっすぐできれいな株に育ってほしいところ。土寄せをこまめに続けながら、夏を乗り切りたいです。

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