忙しい人のためのモロヘイヤ活用法
片手間モロヘイヤ料理
めでたくモロヘイヤが育ったら、逐次刈り取って料理に取り入れましょう。忙しい社会人にとって毎日完全自炊など無理な話ですが、健康への投資だと思って、まずは一品だけ手作りしてみてはいかがですか。調理は軽い運動と頭の体操にもなりますよ。
モロヘイヤスープ+a の作り方
北アフリカなどで伝統的に食されているモロヘイヤスープ。慣れれば5分程度で作れます。
必要な材料は以下の通りです。
- モロヘイヤ(好きなだけ)
- 粉末だし(水500mLに対し大さじ1くらい。味を見ながら適量調整してください)
- 卵(お好みで)
①モロヘイヤを茹でる
沸騰させたお湯に塩をひとつまみ加え、モロヘイヤをぶち込みます。30秒くらい茹でれば鮮やかな緑色になるので、ザルにあけて水で冷やしてください。


②潰す、あるいは刻む
茹でたモロヘイヤをすり鉢で潰し、ヌメリを最大限に引き出してやります。フードプロセッサーを使えば一瞬。なんとなく体に良さそうな雰囲気が出てきました。

すり潰すのが面倒なら、包丁で刻むだけでもOKです。
③スープに投入
お湯を沸かしてコンソメなり鶏ガラなりで適当に味を付けたら、潰したモロヘイヤを投入します。ひと煮立ちさせたら火を止め、お好みで溶き卵を注いで完成。



味に癖が無く、ヌメリのおかげで飲み込みやすいので、食欲が失せがちな夏場の栄養補給に重宝します。モロヘイヤのシャキシャキした食感が良いアクセントになり、葉物野菜のスープにしては食べ応えがあります。
変化球:モロヘイヤのお浸し

スープにしなくてもいいじゃないか。茹でた後、適当に刻んで味付けするだけです。
変化球:モロヘイヤ納豆

すり潰したモロヘイヤを納豆に投入して醤油で味付けすれば、優秀なご飯のお供が出来上がります。粘りもの同士で、なんとなく体に良さそうな雰囲気も倍増しました。
おわりに
モロヘイヤは害虫も病気もほとんど出ないので、栽培は「植えときゃ育つ」くらいの認識で大丈夫です。でも、さすがに鉢植えの状態でカラカラに乾かしたり、薄暗い場所に置きっぱなしにしたりしないでください。
調理例は茹でて潰して混ぜるだけだったので、料理と呼べるかも怪しい代物でした。でも自炊って、こういう簡単に作れるもののバリエーションを増やしていくことが大事じゃないでしょうか。