育てやすさと優しい甘みに惚れ込んで数年前から毎年のように育てているマクワウリ。今年は5月にポットに播種して育苗し、6月上旬に定植した。獣に食われないようネットで守る以外はほぼほったらかしでもすくすく蔓を伸ばして実をつける。窒素過多になると蔓ぼけするので元肥は控え目というかほぼ入れずに、成長を見ながら追肥で調整した。
我が家周辺ではアナグマとタヌキがよく出るので、地上80cmくらいの高さまで防獣ネットを張って防御。昨年はネットを張るのを横着していてマクワウリもスイカも食われてしまい、これでは餌付けしているのと大差なく人・獣お互いのためにならないと猛省した。
小さな畑が山の斜面に沿って点々と散らばっているので、ひとつひとつネットを設置するのはなかなか手間だったが、おかげで今年は獣害ゼロ。簡易的なネットなので少々心許なかったが、獣も餌を漁りやすい場所から漁るので「頑張れば突破できるけどめんどくさそう」程度の防御でも抑止力にはなるようだ。



7月29日、長径12cmくらいの果実が黄色く熟して甘い香りが漂ってきたので1つ収穫。切ってみると乳白色のみずみずしい果肉が現れた。メロンの原型だが決して下位互換ではなく、シャキシャキした独特の食感としつこくない甘味が猛暑に曝された体に染み渡る。
やはり盆はマクワウリである。

