雪が積もる前に山仕事

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2025年11月20日

雪が本格的に積もりだす前に私有地の山をもう少し手入れすることに。杉を伐採して5年くらいの山で、大径木はウルシが数本あるだけないので、このまま日当たりのいい薪炭林的な植生として保全管理したいなぁという方針だ。

ロケット花火を打ち上げてから入山し、まずは袋詰めにして腐らせておいたオオハンゴンソウの骸を回収。特定外来生物なので、このように確実に息の根を止めてからでないと動かせない。

続いて蔓植物を討伐して作業動線確保。「歩きにくい」というのはそれだけで管理が行き届かなくなる主要因たりうるので、立派な遊歩道でなくてもいいから作業動線を作ることは大切だ。

今日はサルナシ、クズ、アケビが木に巻きつき、センニンソウみたいな奴もササ群落に覆い被さっていた。特に多かったのがサルナシ。実を食べられるけれど、獣に餌と隠れ場所を同時提供することにもなってしまうので優先的に討伐。倉庫にあった錆びたノコギリでぶつ切りにしましたが、来年はちゃんとした鉈を準備しよう。

蔓をどけると、林床にイヌガヤだかハイイヌガヤだかの実生を発見。気候的にはどっちが生えててもおかしくありませんが、ハイイヌガヤなら食べられるのでちょっと嬉しい。

開けた場所に出ると、イノシシにほぼ全面掘り返されており新しい糞も見つかった。どれくらいの頻度で何頭くらい来てるかトレイルカメラで調べてみて、ワイヤーメッシュの設置も検討してみよう。

蔓や枝を切りながら斜面を登り、ビオトープの水源になっている貯水用ドラム缶に到達して泥上げ&ホース修繕。入念に補強しておいたので冬季も水を流し続けられると思う。

作業が終わって見上げると、青空をバックにウルシの枝のシルエット。周囲の杉林よりもあきらかに林床が明るい環境だとわかる。

陽がよく当たる林床では小さな広葉樹が点々と生えているが、それらは小径木のうちに切って萌芽更新させる予定。薪炭林と草地がパッチワークになったような植生を目標に、ぼちぼちやっていこう。

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