2025年10月11日
少しずつ寒さが増してきたのでそろそろ家の雪囲いに着手することにした。この辺りは1.5m以上の積雪がザラにあり、昨年は雪が屋根にまで達して雨樋が一部損傷した。むろん雪囲いが必須だ。
雪囲いは、まず木の柱と横木を組み合わせて格子状の骨を作り、そこに波板をはりつける。さらに波板の上から「ヌキ」と呼ばれる横木を取り付け、ヌキと骨で波板をしっかり挟み込む。
これまでは雪囲いの組み立てにネジを使っていた。しかしネジを使う工法では柱や横木にどんどん穴が増え、そこから腐食や割れが進んでしまう。そこで今年からはなるべくネジを使わずに固定する方法を試すことにした。3Dプリンター製の座付貫抜を柱に取り付けて横木を渡し、その上からロープで補強して固定するという手法だ。
blenderで設計した座付貫抜を3Dプリンターで印刷。あらかじめ試作品を作って木材と試しに組み合わせ、寸法を微調整しておいた。

少しずつ作業を進めていきたいので、今日は柱を3本だけ立てて、印刷した座付貫抜をネジで設置。座金の取り付けだけはネジを使わざるを得ない。
横木を渡すと設計通りピッタリはまった。寸法がうまくはまるとやはり気持ちいい。

このあと、座付貫抜の上からジュートの紐を使い「イボ結び」という結び方で横木を固定した。これで横木がぐらつくのを防ぎ、座付貫抜の破損を予防できるだろう。
本日はここまで。引き続き座付貫抜のプリントを進めつつ、波板の固定方法も考えよう。

