オオサンショウウオぬいぐるみ

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2025年11月22日

京大11月祭の会場ではなにかとオオサンショウウオを見かけた。山仕事サークルでハリボテのオオサンショウウオ着ぐるみを着ている人がいたり、なぜかSF研のブースに京都水族館のオオサンショウウオぬいぐるみが置かれていたり。あれはカレル・チャペツクの山椒魚戦争のオマージュだったのだろうか?

ということで私も負けじと(?)オオサンショウウオを買って帰ることにした。といっても実物は特別天然記念物なので、京都水族館のぬいぐるみを。

奇しくも京都水族館では「オオサンショウウオに沼った」という特別展を開催しており、オオサンショウウオにちなむクリエイターの方々の作品や水族館職員との対談を載せたパネルが展示されていた。文化や創作におけるオオサンショウウオの描かれ方にフォーカスした展示で、生物学や保全の観点とはまた違った魅力があった。

もちろん、水槽で鮨詰めの交雑個体たちもは平常運転である。

急いで帰る必要はなかったので、チンアナゴやらタツノオトシゴやらを撮影したり、里山コーナーをそぞろ歩きしたり。

何度も通っているが、屋外の里山コーナーは地味に変化が多く新たな発見がある。今回は、今や希少植物となったタコノアシを見つけて感動し、一人ひたすら撮影していた。

里山コーナーを抜けると例のぬいぐるみが売られている売店である。迷わずオオサンショウウオぬいぐるみ(LLサイズ)の棚に向かい、目が合った奴を抱っこしてレジへ。5000円くらいした…

帰りは水族館オリジナルの紙袋に入れて京都駅へ。妻への土産にモロゾフのお菓子を伊勢丹で買っていたら、店員さんに「それ水族館のオオサンショウウオですよね!」と声をかけていただけた。まぁメチャクチャ目立ってただろうな。娘へのお土産です、と言うと「喜んでもらえますよ!」と笑顔の店員さん。短い会話だったが、つい笑顔がこぼれて帰路が楽しみな気分になり、一流店の接客に触れた気がした。

富山まではサンダーバードと新幹線。田園風景や琵琶湖を眺め、ときどきカズオ・イシグロの「日の名残り」を読み進めたりしているうちに、17:00過ぎに富山に到着。車を回収して帰宅した。

19:30くらいに帰宅したところ、まだ娘は起きていたのでさっそくオオサンショウウオとご対面。はじめは不思議そうに眺めていたが、すぐニコニコしながら胴体や頭を撫で、楽しそうに両手でオオサンショウウオの背中をペチペチ叩き始めた。この笑顔が見られて満足だ。

モロゾフの店員さん、言われた通り喜んでもらえましたよ。

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