除雪機の動線を舗装してみた

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当地では2mの積雪もザラにあるうえ、屋根からの落雪が雪囲い周辺にどっさりと積もる。積もった雪が固まる前に除雪機で飛ばしてやらないといけないのだが、我が家の雪囲いの前には一部地面が舗装されておらず除雪機がスタックしてしまうエリアがある。昨年は除雪機のキャタプラが泥にはまってしまい、何十分もかけてどうにか脱出してすっかり疲れてしまったことがあった。

せめて除雪頻度が高い場所は、地面を舗装して除雪機がスムーズに通れるようにしたい。そのため、土が露出している1m×3mくらいのエリアを「固まる砂」で舗装することにした。

使用したのはアイリスオーヤマの「超硬い固まる防草砂」。砂とセメントを混合したものらしく、厚さ5cmで敷き詰めてから水をかけると固まる。車が上に乗れるくらい固くなるようなので、我が家の中型除雪機くらいなら通れる・・・と期待したい。

15袋購入したら1万6千円くらいした。家の修繕費名目で積み立てていたお金から拠出することに。

地面の砂利や雑草を除いてから整地し、木材で高さ5cmの枠を設置。途中に石があるが、掘り出せないのでそのまま砂に埋めてしまうことにする。

重たい砂袋をひとつずつ木枠で囲ったエリアに運ぶ。玄関までは佐川急便さんが運んでくれたが、もし自分でホームセンターで買っていたら重さで挫折していただろう。

袋を割いて中身を土の上にぶちまける。細かい粉末も多少は舞うが、結構重量がありしっかり土の上に積もる。5袋ほど開けて、竹箒を使って均してやる。あれ、意外と少ない・・・?本当に全面覆えるかな?と不安に思いつつも、残り10袋も木枠で囲ったエリア内に満遍なくぶちまける。砂をぶちまけ、箒で広げ、木枠にしっかり接するように均してゆくにつれ、だんだん均一な灰白色のプラットフォームが出来上がってきた。

全ての袋を開けたら、ジョーロで水をかけてゆく。水をかけるとすぐに砂の表面が赤褐色に硬化する。セメントに水を加えた時と同じように、まだ粘土のようにこねられる程度の固さなので、窪んだ場所を修正したり縁の部分の角張った部分をなめらかにしたりしながら水を撒いた(角張った部分を残すと割れそうなので)。

しっかり全ての砂に水を染み込ませないと、表面だけ固まって中は砂のままという状態になってしまう。すると強度が下がり、除雪機で通った途端にひび割れる・・・ということになりかねない。ジョーロに水を入れて砂の上に撒くのを10往復以上行うのは、地味に砂を撒くのに匹敵する重労働だった。

表面に水溜まりができたり、流れ出した水で縁が少し削れたり、もともとあった踏み石が埋没せずに出っ張っていたりしてるのはご愛嬌ということで。砂の久保みや削れは、多少は叩いて修正できた。

この後は1週間くらいかけてゆっくり硬化するらしい。うっかり踏んでしまう場所でもないので、特に囲ったりはせずに様子を見ようと思う。カタログスペック的には車が通れるくらい頑丈になるようだが、施工したのが素人なのであまり過信しない方がいいなぁ。もし亀裂や欠けが入ったりしたら後から同じ砂で修繕できるんだろうか・・・など、もう失敗した場合のことを考えてしまっている。まあ、初挑戦なりにできることはやったんだから、後はうまくいってくれと願うだけだ。

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