夏に植えた安納芋の葉が黄色くなってきた。収穫適期は9〜11月の間の葉が枯れ始めた頃らしいので、そろそろ掘ってみるかということで収穫した。
四方八方に伸びた蔓を辿って根本を探し、腰を痛めないようにゆっくり引っ張ってみる。が、地際で蔓がブツリと切れてしまったので、スコップと手でゆっくり芋を発掘した。
鮮やかな赤紫色の芋が現れた。真っ直ぐ下に向かって伸びているので、周りの土を慎重に退けてから手で芋を握り、真上に引っ張り上げる。ズボっという心地よい感覚と共に、心房系の芋が土の中から姿を現した。
よし、いい感じにまるまる太ってる。収穫時期はちょうどいいようだ。安納芋は5株ほど植えたので、残りの株も立て続けに掘り起こしてみた。うっかりスコップで傷つけてしまったものもあったが、ほとんどの芋はきれいな状態で掘り起こし、軽く天日で乾かして自宅の納谷へ。
安納芋などのサツマイモは収穫後の処理が重要。晴れた日に天日干しして、表面をしっかり乾燥させる。下手に洗ったり土を擦って落としたりすると腐敗させてしまうかもしれないので、土は軽く払うだけとした。今日は天気が良かったが、乾燥が不十分かもしれないので明日以降の天気に期待だ。
乾燥したら涼しい場所で1ヶ月以上寝かせると、澱粉が糖に変わり甘味が増すらしい。来月下旬の寒さが厳しくなってくる頃に、ちょうど食べごろを迎える感じだろうか。今年の冬は美味い安納芋と共に過ごせるといいな。
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