クマ対策の良い資料

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2025年11月7日

日本クマネットワークという、ちゃんとしたクマ研究者の団体があることを今日知った。代表が小池伸介氏である点からして安心感がある。

この団体が出している資料は、クマ対策について現状わかっていること、いないことを整理してくれており大変参考になった。

「クマ類による被害への防止対策に関する提言」および「2025年秋季のクマ類を巡る状況に関する現状整理」|日本クマネットワーク
日本における人間とクマ類との共存をはかるために作られたNGO「日本クマネットワーク」がお届けする「「クマ類による被害への防止対策に関する提言」および「2025年秋季のクマ類を巡る状況に関する現状整理」」に関するページです。

当たり前のことしか書かれていないと思うかもしれないが、情報収集で大事なことは真新しくて刺激的な情報を得ることではなく、現時点でよりたしからしい情報で足場固めをすることだと私は思っている。

クマが里に出てくる理由も、実際中山間部に暮らしている身からしても実感と合っている。狩猟圧の低下で個体数が増えたことと、里山が利用されなくなって木々による被植が増え、クマの移動ルートが人間の居住区まで迫っていることが背景として大きい。そこに、ブナ科の凶作時にクマの移動範囲が広がることが重なって大量出没が起きる、というのがコンセンサスとなっているようだ。

根拠不明確な「人間が木を切ったせい」「メガソーラーのせい」といった言説とはむしろ逆の現状と言えるだろう。

個人ができる対策としては、クマと遭遇することを前提として備えよう、という趣旨のことまで書かれている。全体的に冷静なトーンの文章だけに説得力がある。具体的にはクマ撃退スプレーの持参が推奨されていた。

ということで、すぐさまクマ撃退スプレーを購入した。UDAPの正規輸入品だ。12日に届く予定だが、それまでに遭遇しなければいいな…

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