裏山の配水チューブを3Dプリンターで修繕

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我が家の裏山には小さな川が流れており、この辺りの集落では昔から畑や庭に配水チューブで水を引いて使っていた。私が家を購入したときもそれらの配水設備は健在だったのだが、さすがに昔からあるものなのでところどころ断線して水が止まってしまうことが時々あった。

我が家の裏山

今年の春に庭にビオトープを掘り、人為的な移植や放流は一切行わず、野生の昆虫や両生類、爬虫類が勝手にやってくるのを観察している。カワゲラの幼虫や小型ゲンゴロウ類(マメゲンゴロウ、コシマゲンゴロウ、ヒメゲンゴロウなど)が蠢いたり、いまや準絶滅危惧種になったトノサマガエルが日差しを逃れて茂みに潜んでいるのを見つけると、世界の誕生を眺めているような不思議な気分になる。

このビオトープの生命線が、先述の裏山からの水。これが断水して干からびてしまう事態は避けたい。そこで、配水チューブをたどって何度も裏山を探索し、特に断線しやすい箇所を特定した。径の異なるチューブどうしを接続してビニールテープや針金でぐるぐる巻きにした場所だった。テープや針金の劣化によって断線しやすくなったのだろう。

断線箇所

ダクトテープで応急的に繋ぎ直せばすぐ復旧するのだが、やはり本質的な改善がしたい。そこで今回は3Dプリンターで接続パーツを作成した。チューブの径に合わせて円筒形を縦に割ったような形のパーツを作り、チューブどうしの接続部を挟み込むように針金で固定。ちょっと緩い気もするが、ダクトテープと針金で補強してしばらく様子見しよう。

今年は各地で雨不足や渇水が起きており、飛騨もその例外ではない。今のご時世、ちゃんと水が来てるだけでも恵まれてるってもんなのかもしれない。幸運に感謝して既存の設備を大事にし、3Dプリンターのようなテクノロジーで補強していこうと思う。

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