2025年10月18日
家の雪囲いを少しずつ建造している。今年は初めて3dプリンターで部品を作るので、強度を確認しながら進めるため少しずつの進捗だ。
資材の角材やベニヤは昆虫にとって良い隠れ家になるようだ。大半はクサギカメムシだが、今日はベニヤの陰にコクワガタがいた。



このシュッとしたフォルム、漆塗りのような雅な艶、脚の付け根に覗く葡萄色のスポット、小振りながらも機能的な大顎。和のテイスト溢れる格好良さは昔も今も見惚れてしまう。
全国的に「虫を見かけない」という虫屋の声を昨年あたりからSNSで見聞きすることが増え、山に何が起きているのかと不安になる中、こうして元気な個体に出会える瞬間はなお愛しく感じる。


雪囲いの設置作業をするため、庭の隅の木立の影に移動してもらった。作業の合間の少し嬉しい一幕だった。

