土壌の太陽熱消毒

未分類

飛騨古川で借りている畑で土壌の太陽熱消毒を行なった。今年ジャガイモを収穫した畝だが、軟腐病が出たこと、過去にトウガラシでも半身萎凋病が発生していることなどから、一度やっておいた方がいいよなとは思っていた。盆休み初日ということで時間もあったので、午前中に集中して実行に移した。

太陽熱消毒は、畝を透明なマルチやシートで覆って密閉し、日光で中を蒸し焼きにすることで病害虫や雑草を駆除する手法だ。土を隙間なく覆わなければ効果が薄い、消毒後に耕せないなどいくつか注意点はあるが、夏場の危険な暑さを逆に味方につけられるということで魅力がある。

収穫後の畝をいったん潰し、牛糞堆肥、苦土石灰、元肥を加えて耕して高さ10cmくらいの畝を新たに三角ホーで作った。せっかく太陽熱消毒後を行っても、その後土を耕してしまうと土の下層で生き残った病原菌や雑草種子を表土に持ってきてしまって効果が台無しになる。そのため、あらかじめ土づくりをして畝も立てた状態で実施するのが理想らしい。

今日太陽熱消毒を行なったのは、長さ3mくらいの小さい畝と、長さ20mくらいの大きい畝。9:30頃に作業を始めて12:30頃まで作業してマルチ設置まで完了した。畝の表面をなるべく平らに均し、透明のマルチシートを設置。隙間がなくなるよう、シートの端を土に埋め込んで畝の表面になるべくぴっちり密着させた。さっそく土が日光で蒸されて、マルチ内側が水滴で覆われた。ひとまず上手く密閉できているようだ。

空調服を着ていたが終わる頃には汗だくだった。畝を立てたり地面を均したりと、とにかく土を構う作業があまりにしんどい・・・

何はともあれ盆休み初日のうちに大仕事をひとつ終えたことに安堵。ついでにオクラとピーマン(京みどり)とホウキモロコシを収穫し、サツマイモが順調に茂っているのを確認して帰宅した。

透明マルチで覆った畝は9月まで放置した後、マルチシートは剥がさずに穴を空けてビーツを播種してみようと思う。透明マルチを剥がして新たに黒マルチを敷き直すこともあるらしいが、剥がす際にマルチの端を押さえている土が畝の上に落ちてしまい雑菌が入るかもしれないし、何より工数が増える。透明マルチのままうまく栽培できれば、太陽熱消毒から栽培まで一気通貫できるので合理的だ。

Follow me!

タイトルとURLをコピーしました