Solosのスマートグラスを買い替えようかな

昨年から使っているSolos AirGo Vというスマートグラス。ツルの部分に指向性ワイヤレスイヤホンがあり、レンズ傍には小さいカメラが付いていて撮影もできる。スマホとBluetooth接続すれば専用アプリでAIチャットができ、ちょっとしたサイボーグ気分を味わえるのだ。スマートグラスをいち早く生活に取り入れようと血迷い思い立って昨年購入し、娘が生まれる直前くらいに納品された。

レンズには度を入れられるので、視力検査をして処方箋の数値を注文画面で入力。せっかくなので(?)レンズは調光レンズにした。紫外線を吸収するとレンズが黒くなり目を保護してくれるというやつだ。雪かきをするときに反射光から目を守るのは地味に重要なのだ。

耳に挿し込むタイプのイヤホンから解放されたのは感動で、耳が塞がれない爽快感に酔いしれた。とはいえ結構音漏れしてるっぽいので、人の多いところではあんまり使っていなかった。

さらに専用アプリには歩数計と姿勢測定機能があり、どれくらい歩いてどれくらい良い姿勢を保っていたかが可視化される。これは健康管理に非常に役立った。

以上がSolosのスマートグラスで良かった点で、他は正直微妙。カメラは画質がガビガビだったのでスマホの補助としても心許ない。専用アプリのAIチャットはなんか普段使ってるChatGPT Plusと比べるとなんかアホっぽいので結局ChatGPTを立ち上げて会話するようになった。

あと、電話するときにスマートグラスのマイクがうまく声を拾ってくれないみたいで、結局iphoneのマイクに切り替えて通話することになった。何かしらのアプリが競合してうまくマイクが繋がらなかったのか?

挙げ句の果てには、半年くらいでだんだん音質やタッチ感度が悪くなり、ついにバッテリーが起動不能になるトラブルが発生。アウトドアとか結構過酷な条件で使っていたことも影響したかもしれない。サポートチームに連絡したが、何度アドバイスされた対応方法を試しても本体を起動できず放置していた。

結論、全体的にプロトタイプ感が拭えない。一般人でも手が届く値段でいち早く日本にも進出したので、先行者優位を築ける素地はあったと思う(その割にSolosのスマートグラスってあんまり話題になっていない気がするけれど)。とはいえ、メタ社などの大手もスマートグラス市場に進出している中で、カメラもAIチャットも耐久性もサポートも微妙なままでは差別化を図るのは難しいのでは・・・。逆にいえば、スマートグラス黎明期だからこそこういうプロトタイプ感が残る製品も経験できるのかもしれない。

そんなことを考えながら久しぶりにSolosの公式サイトを覗いてみたら、新モデルがリリースされていた。AirGo A5という、カメラがない代わりに軽量化して操作性と音質が改善したと主張するモデルだ。

どうせ今まで使っていたAirGo Vはもうバッテリーが逝ってしまったし、なんならフレームも鼻の辺りがちょっと傷んできたので、せっかくなら新モデルを買ってみるか・・・?これで微妙ならもうSolosには見切りをつけて、よりマシなスマートグラスが現れるまでの繋ぎと割り切って使ってみるのも悪くない。

とはいえ度つきの調光レンズをつけると値段は5万円近くする。いったんカートには入れたが、即決せずに少し冷静になる時間を置こう。それまではスマートグラスのイヤホンではなく、旧来の耳に挿し込むイヤホンを使おうじゃないか。

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